2014年1月18日土曜日

最終日




ルアンナムター最終日。
朝早起きして、最後にお散歩をすることにしました。


ゲストハウスを出て、少し歩くと“竹橋”という
竹と木で出来た橋が出てきます。



見た目頼りないのですが、バイクも通るしっかりとした橋です。
ここを渡ると、村が出てきました。




機織りや糸巻きをしていました。
自然染色をした糸で、機織りを続けている村のようです。
朝早かったので、実際織っているところは見せてもらえなかったけど、
いくつか途中の織物と、織り機を見せてくれました。



もし、この近くにレンテンの村があればもう一度見てみたくて、
近くにあるか聞いてみる。


『あるよー。あっち。1㎞? 2㎞くらい。歩ける歩ける!』


あっちって・・・と思いつつ、指を指された方向に行ってみる。
できるだけ曲がらず、行かないと確実に帰り迷いそう。
ドングリでも落として行きたい気分。


少し歩くと、広い開けた道に出た。でも見渡す限りカオニャオ畑。
しかもまだ午前中で、山の方が霧がかかって遠くまで
見渡せなーい。


もう一度、誰かに聞こうと思って、近くにいるおばちゃんに声を掛ける。
向こうにあるよ、と。おばちゃんの家も、
方向が途中まで同じみたいで、一緒に歩いてみる。

どこから来たの?とか話しながら歩いていたけど、やっぱり村は見えてこない。
本当に近いの?2㎞は過ぎていると思うし、そもそも2㎞って測ったこと
あるんだろうかぁ。。。適当だよね、やっぱり。



このままレンテンの村を目指すのは、危険すぎる気がするので
諦め、そこから近いらしいおばちゃんの家に、お邪魔させて
もらうことになりました。初対面の外国人なのに、快くおいでおいでと。

 おばちゃんとも一通り話し終えて、無言になりひたすら歩く。



そして、ようやく『ここだよ。』と。

あー着いたぁ!


おばちゃんの家に連れてってくれました。

お家は高床式で、住まいの下に車やバイクと、織り機が置いてあります。
お家にあがってと言ってくれたので、お邪魔させてもらいました。部屋の壁が
竹で編まれていて、火が焚かれた台所もなんとも素敵。



ダンナさんが網を持って出てきて、これで10時になったら川で魚を捕るんだと。
10時まで居たら見たかったけどー・・・残念。そんなには時間がないのです。

そして、機織りが見たいというと、おばちゃんが村を案内してくれました。




娘さんが織った織物を1枚買わせていただいて、『また来るね!』と
約束してさよならしました。


来た道を同じように帰り、そして織物をもう少し買うため、
2日目にお邪魔した小さなお店に行きます。


若い女性が、自分で織った織物を販売している
そうで、落ち着いた色の丁寧に織られた物ばかり。

最後は、ここでお買い物しようと思っていたので、
藍染めの布とかすりのシンを買いました。


ごはんを食べて、休憩。もう少し時間があったので、
ルアンナムター唯一のワット。ミーサイ仏塔へ。



山が近くて、朝は気温が低いのですが、昼頃になると一気にからっと
晴れて、暑い。
ミーサイ仏塔は、丘の上。坂がきつい。。。


でも、坂を上りきると、心地よい風が吹いて、
ルアンナムターの街が一望出来ました。

仏塔に向かって行くと、おじさんがふらりと近づいてきて、
話しかけられる。5,000kip払って中に入れるらしい。

お金を払うとチケットを渡してくれ、鍵を開けて中に入れてくれました。


ひんやりとして、静か。



ロウソクに火を灯し、お線香を立て3回おじぎをしてお参り。
そして、おじさんがお経をとなえ災いから守ってくれるように、
糸を腕に結んでくれました。

静かな仏塔の中で二人。
なんだか空気が張りつめていて、短い時間でしたが、
とても大きな儀式をしているような気分でした。

外に出て周辺を散策した後、ゲストハウスで預かってもらっていた
荷物を受け取り、空港へ。



出来て数年しか経っていないので新しいけど、とってもコンパクトな空港。
国内線だけだしというのもあるけど、ゆる〜いセキュリティー。



これで、年末年始の旅は終わり。明日からまた日常〜。
ルアンナムター、また来ることになりそうな場所です。