2013年8月31日土曜日

Night train


スウェーデンの学校が終了した次の日、Lisaにお別れをしてカルマルへ。
そして、そこからコペンハーゲンまで列車にゆられ一人旅。
と思っていたら、woodのコースのTinaたちに遭遇。
コペンハーゲンの空港まで同じ列車だと分かり、一緒に行く事になりました。

カペラでの生活や、次はどこに行きたいなど、いろんな話をしながら
長い列車の時間を楽しく過ごすことができました。

Tinaと別れ、コペンハーゲンに到着。


 3時間コペンを散策するつもりだったけれど、布が増えたせいで荷物が多いし、
私のカードは使えないから、ユーロをデンマーククローネにしなくちゃ
いけないし…で苦労。トイレにもいけやしなぃ。。。
すっかり疲れてしまい、駅のカフェでゆっくりと過ごすことにしました。

そして、スウェーデン人の優しさに、3週間もとっぷり浸かっていたせいか、
コペンハーゲンやドイツの駅員の人、お店の人がなんだか
冷たく感じる。。。と少々凹みました。



そして、いよいよコペンを出て、ドイツのカールスルーエへ夜行列車に乗って出発!



 ベットシートにしなかったせいで、こんな普通のシート。
最初は、スイス人の女の子たちと3人だから良かったけれど、どんどん人が増え、
その後とても後悔することになりました。



疲れを感じながらも朝を迎え、とりあえずコーヒー。
 なんとかカールスルーエに到着!友人とも会えて、お家に
泊めていただきました。




友人とは、美大時代の同級生。今年は、ベネチアビエンナーレがあるからと
ベネチアに3泊4日の旅行へ行きました。



ベネチア、勝手に涼しいと思っていたけれど、
蒸し暑くて、日本みたい…。
その中、ビエンナーレのチケットを買うべく、この長蛇の列に1時間ほど
並び、ようやく入る事が出来ました。











国ごとのパビリオンが点在していて、一つずつまわっていきます。
途中、パフォーマンスが行われていることもありました


日本人作家もちらほら。
一目で分かるこの方、大竹新郎氏も参加してましたよ。




2日かけて、ビエンナーレを観た後、お土産を探しに少し路地に入ってみると、
がらりと雰囲気が違い、とても静かで、普段の生活が垣間見えました。


たくさんお散歩して、船に乗ってホテルへ戻ります。
海に沈む夕日。とてもキレイでした。




イタリア料理で食べたいものは、リゾット、ピザ、イカスミ、魚介…
一番おいしかったパスタの夕飯。海老が大量!



イタリアで見つけた、キュッパの絵本。
ノルウェー語で欲しかったので、今回は写真だけ。







最終日は、飛行機が夜だったので、
それまで現代美術の展示をやっている美術館へ。


古い建物を利用して、大掛かりな展示をやっていました。
ビエンナーレよりも私はこちらが好きで、良いものを最後に観れてよかった!
しかも、トリエンナーレの堀尾さん作品ありました。
写真は無理だったので、美術館の窓からの景色。屋根の上に小さなお家。
日本のお家みたい。。。




ベネチアからカールスルーエに戻り、ちょっと休憩。
蚤の市に出掛けたり、セカンドハンドのお店をのぞいたり。
色々良いものあって買い付けしてきました。

ヨーロッパは、捨てる文化がないらしく、たくさん蚤の市が行われるそう。
ガラスも、カットがたくさん入った重たい器や、薄いガラスに模様が彫ってある
ワイングラスなど、美しいものがたくさん出ていました。

日本へ持って帰る心配をしなくても良ければ、欲しいものばかりでしたー。



そして、しばらくご厄介になった友人の家を後にして、
カールスルーエからデュッセルドルフへ列車で向かいます。
ボックス席だったので、一緒になった男の子やおばさんと話したり、
のんびり車窓を眺めたり。


途中、ライン川が車窓に広がり、お城や古い町並みがたくさんあり
ドイツらしい風景を最後に見ながら、次の地オスロまでSASフライトです。

2013年8月30日金曜日

Printing desigin その2



まさかスウェーデンまで来てすると思っていなかった、『絞り』。
染める布を糸で縛ったり、ねじったりして、インディゴに浸けて染めていく。
それ何度も繰り返すと、あのきれいな青に染ります。

三重県のすぐ近く、愛知県は、昔から繊維産業が盛ん。
絞りも『有松絞り』があり、身近に感じていたけれど、
日本の染めもすごいなぁ。
日本人としてちょっと誇らしかったです。


途中、白いTシャツを部屋に探しにいく子も何人か。。。笑

インディゴの液に、浸けては干してを15回も繰り返し、2時間ほど経った頃、
ようやくここまで染まりました。



折り畳んでいた部分や、縫った部分は、薄く染まったり。
開いた時に現れた、模様や、きれいなグラデーションに感激でした。




充実した日々はあっという間に過ぎ去り、
最後の授業のあと、自分たちの作品を展示して、
他のコースの作品も観てまわりました。







  



雲一つない青い空の下、色とりどりの布が並んで、とてもキレイでした。





みんなでワイワイ展示をみた観た後は、ガーデンパーティー。
最後の時間をゆっくりと過ごしました。





明日は、早速コペンハーゲンに移動して、友人が住むドイツの
カールスルーエに夜行列車で向かいます。
寂しい気持ちもあるけれど、まだまだ旅は半分残っています。

Printing design 


ゆっくりリフレッシュした休日の後、次のコースがはじまりました。

今回はインターナショナルのコースということもあり、日本人もたくさん。
私の受けるコースも、7割くらいが日本人でした。

全て英語で授業が行われるのですが、これが大変・・・
私のヘタクソな英語では、行き違いも多くてこりゃ相当勉強が必要だと感じました。



一番最初の授業は、ポテトプリント。
ポテトをカットしていろんな模様を作って、布にプリント。
形も作りやすくて、簡単。連続させてみたりすると、新しい
形がみえてきたりするのが、面白かった!



summer schoolは、テキスタイル以外にも、木工と陶芸があります。
授業が一緒に行われることはありませんが、
交流する機会は何度もあって、違うコースの授業をのぞかせて
もらったりすると刺激にもなります。

この写真は、木工の生徒たちが、自分たちで切り出した木を使って、
椅子をつくるワークショップ。
出来上がった椅子達が外に点在していました。



授業のスタイルは、先生によっても様々。
プリントのコースは、Lisaという先生でしたが、刺繍の時とはまた雰囲気が違い、
分からない事がある時や、技術的な指導がある時以外は、それぞれ進めていき、
途中講評会のようなものがあります。

Lisaはいつもmistakeはwelcomeよ!と言って下さり、
たくさん間違えた分だけ、たくさん学べるでしょ。
いつも私の間違いを一つずつ丁寧に教えて下さいました。




2週間のうち、土曜日、日曜日は休日になります。
せっかく素晴らしい自然が残るエーランドにいるのだし、世界遺産や
海に行く日帰り旅行を学校が企画してくれ、
色んなコースの生徒たちが一緒に小旅行に出掛けました。



海を照らす灯台。
長ーい階段を登って現れた景色。


 エーランドの海岸。
私のイメージしていたビーチではないけど、ここでランチしたり、
寒いけど、泳ぎたい人は泳いだり、思い思い時間を楽しみました。

石の城壁があった場所。ここも世界遺産の一つ





そして、休日を楽しんだ後は、自分のデザインしたパターンを
布にプリントする課題が始まりました。

版を置いて、インクを載せていくわけですが、模様と模様のつなぎ目が分からないように、長さを計って決まった位置にプリントしていくのが、なかなか大変。
ハンドプリントが高価なのには、納得です!



上手くプリントできて、外に干した時は、感動でした。。。
麻、ハーフリネン、コットンなど色んな布にプリントしましたよ。