2019年12月23日月曜日

新しいお仕事から



先日、新しいご縁があって、TBSさんのお仕事をさせていただきました。
今週の27日(金)に、放映が決まりましたので、ここにその時のお仕事について少し書いておきたいと思います。

ビエンチャンを含め3県で撮影をしたのですが、皆さん、常に楽しい雰囲気になるように現場作りをしてくださったおかげで、経験不足ながら、1週間楽しくお仕事させていただきました。

昨年あたりから自分の中に強くあるのは、「今残っているラオスの文化的なこと、民族的なことを、失くなる前にきちんと記録したり、残していきたい。」という想い。

Hymaのクラフト販売も、「クラフトを売る」ということから、持続可能な自立した生活の手助けになることはもちろん、文化継承、民族の中で大切に伝えられてきた技術や村のコミュニティーの維持を1番の目的としています。

このお話をいただいた時には、不安よりも、やりたいという気持ちが勝っていました。
今のラオスを記録するということにもに繋がり、伝統的な家の撮影ができれば、それに関わった人たちの見方が少し変わるきっかけになるかもしれない。。。など、と思ったからです。

私が紹介したいラオスの窓を考えた時、徐々に無くなりつつある少数民族の家々、古い仏教寺院とそこにある昔からの神話や信仰、そして文化。そんなことが伝わる建物と窓でした。

建物を見つけても、それを話せる人を探すのが大変で、何度も足を運んだり、、、
いろいろ反省はあれど、無事4カ所での撮影を終えることができホッとしました。

ようやく、その時の映像が放送されるのが楽しみです(まだ観ていませんが)!!
5分間の番組を作るのに、何時間もかけて撮られた映像って、やっぱり贅沢でいい。

ぜひ皆さん、観てくださいね。

まず1話目は、今回特別に許可をいただいて撮影することができたビエンチャンの「シーサケット寺院」です。よろしくお願いします。

https://www.bs-tbs.co.jp/journey/KDT0700400/

2019年8月5日月曜日

雨季のこと




只今、雨季真っ只中のラオス。

外国人観光客の減る閑散期の雨季は、雨が多くて旅行に向かないと思われがちですが、短時間に降る雨は、涼しさをもたらせてくれて過ごしやすく、緑は青々していて気持ちがいいし、国内線の飛行機やホテルがプロモーションでお値打ちだったり、となかなかこの時期の旅もいいものだと思います。

ただ、地方へ行くと道路事情が悪いのは確か。。。雨季の影響で土の道はドロドロだし、雨が強く降っている時間は動きずらいので、ちょっといいホテルを取って、のんびりしたり、スパで疲れを癒したりする旅がオススメです。

今年は、雨量がとても少ない。
普段、この時期に降る雨は、急湿度が高くなってきたと思ったら、遠くで雷がピカピカ光り出し、突風が吹いてきて、そのうち雷がすごい音をたてて鳴り出したかと思うと、バケツをひっくり返したかのような雨が降る。
数年前なら、ここで停電!となるのですが、、、最近はそうでもなく、2時間ほど雨が降ったら、ピタリと雨が止んで涼しくなるというものなのです。
しかし、今年は、あんまり雨に勢いもなく、シトシト長い時間降ったり、、、物足りない感じです。

田植えも時期を遅らせていたし、例年通りお米が実るといいですが、ちょっと心配です。

あと。先月からカオ・パンサー(雨安居入り) しているので、なんだかラオス全体がいるもより、静かなこの時期は、好きなのです。

2019年7月31日水曜日

私目線のラオス



またまた、ずいぶんご無沙汰してしまいましたが、、、7月は札幌と東京の新しい場所でイベントを行い、新しいお客様にも出会い、楽しい時間となりました!ご来店くださった方々ありがとうございました。

実は、6月から旅行メディア「たびこふれ」で、小さな連載を持たせていただいています。
Hymaのページはこちら→(https://tabicoffret.com/writer/623/)

私が感じるラオスの魅力を、旅行者の方、ラオスに興味を持っている方に伝えられたらいいな、と思い、毎月何にしようかお題を選んで書いています。
お時間がある時、ぜひ覗いてみてください!






2019年5月16日木曜日

明日からスタート





すっかり告知できぬまま...明日からHymaのイベントがはじまります!(詳細は下記を。)

今回で3回目となるItonosakiさんで。帯留めや帯飾りの新作や、コットン・シルクのストール、タオル、クッションカバー、ラグなどなど。

そして、少量ですが、陶芸作家の中村かおりさんに特別に作っていただいた陶器のフレームに、ラオスの古布や端切れの布を入れた新作の壁掛けも販売しますよ。


私も19日までの3日間は午後から在廊していますので、皆さんのお越しをお待ちしています!!











2019年4月2日火曜日

新しい布作り



先日、南部の村へ布のオーダーに行きました。

村に行く前に、「今から向かうからね。」と連絡をすると、「今お兄さんが病気でみんなで看病していて家にいない。でも、夕方には帰るから。」とのこと。村ではオーダー以外に記録映像を撮りたいと思っていたので、作り手の女性が戻ってくるまで、子どもたちと村の人にひとまず会えればいいと思って、そのまま村へ向かいました。

彼女が戻ってくるまで村の日常を記録に撮ったり、風邪っぴきで学校を休んでいるのに意外と元気な子どもたちと遊んだりして過ごしました。いつもと違う視点を持つと、新たに見えてくることや出会いがたくさんあって、男性が意外と女性の織物の仕事を手伝っていたり、探していた生活籠が思いがけず手に入ったりと充実した滞在になりました。

そして、夕方に家に帰ってきた作り手の女性には新しい布のオーダーも無事に出来て、また数ヶ月後に取りにくる約束をしました。(この約束に関しては、いつも作り手を信じるしかないので、しっかりお願いだけはしてきました。)

ちなみに、作り手の女性は、どこか診療所のような所に行っているものだと思っていたら、お兄さんはシャーマンの家で治療を続けていて、兄弟や親戚が交代で付き添っているとのこと。しかもお兄さんは、癌。ビエンチャンの大きな病院でも見てもらったけれど、もう手の施しようがない。でも、シャーマンの治療を受けて始めてから、何も食べられなかったお兄さんが少しずつ食べられるようになっているそうで、治療を続けているそう。

本当に良くなっているのかどうかについては分からないけれど、変化があったことは事実で、不思議なものだと感じました。ラオスは医療の面で非常に遅れています。でも、その国その国のやり方があると思うので、お兄さんが良くなることを祈りながら、村を後にしました。

この布が無事上がってこれば、5月に東京で皆さんにお見せできる予定です。お楽しみに!

2019年3月31日日曜日

4月です。





今年も早いもので、明日から4月。
4月は、ラオスでは一番特別な月で、お正月が4/14〜16まであります。

皆、なんだかソワソワして仕事は遅れがちになるので、私としてはヒヤヒヤする月でもあります。。。

昨年の4月はルアンパバーンの伝統的なお祭りを見たいと思い、1週間ルアンパバーンに滞在しました。

観光地でもあるので、本当に昔ながらのお正月の祝い方というと、違う部分もあるのですが、それぞれの儀式にきちんと意味があり、精霊信仰と仏教が入り混じる内容の濃いお正月行事でした。

今年は日本で仕事をする予定ですが、またラオスのお正月をルアンパバーンで過ごす年があってもいいなと思います。

さて、5月、7月と日本でイベントが続きます。今年は、お初の場所がいくつか決まっていて、もちろん在廊もするので、どんな方たちにお会いできるのか今からドキドキしています!