2015年7月9日木曜日

メコンに浮かぶ島シーパンドン

ピーマイ(ラオスのお正月)前の灼熱の時期、南部にあるシーパンドンへ行ってきました。

ラオス語で “シーパン”とは4000、“ドン”とは島のことで、メコン川に浮かぶ4000の島のことです。この島のいくつかには、ゲストハウスやレストランがあり、たくさんの欧米人観光客やバックパッカーがやってきます。

島のいたるところで魚を捕るためのネットが見られ、レストランでは、定番のラオス料理の他に、メコンでとれるお魚料理を振舞ってくれるお店がたくさんありました。



ここへは、本土からボートに乗って渡ります。ここでは、ボートが生活のアシ。島自体も自転車で回れるほどの小さなサイズで、車はなくバイクが少し走っている程度。のーんびりとしていて、川沿いのゲストハウスでハンモックに揺らたり、川に沈んでいく夕日を砂浜のような川原で眺めるのがオススメ。



島だし、きっとビエンチャンのような暑さはないと思っていたけど、非常に暑い。

やっぱりこの時期はどこも同じ。川沿いで休んでいるとまだましだけど、かなり暑かったです。だって、動物たちもこんな感じ。暑い時間は、土に穴を掘って眠る。犬と豚の距離が近いのは、仲が良いというよりも、ここが涼しくて距離とかどうでもよくなっているからだと思う。頭くっつけて添い寝。近いなぁ。。。



今回、私が滞在したのはドン・デット。

レンタサイクルで村を散策したり、お隣のドン・コーンまで行ったり。楽しかったです。


ドン・コーンの船着場まで行って、小さなボートを貸し切り沖までいくと、そこにはイルカの群れがいます。静かな川の真ん中で、ボートのエンジンも止めてじっと沖を見つめていると、川イルカのグレーの背びれが、ちらりと水面に顔をのぞかせます。


(これは、ここにイルカがいるはずの写真。)

はじめ、船頭をしてくれたラオス人の女の子が、「あそこにいる!」というのですが、ちっともみつけられず、なんて目がいいんだ。と感心していましたが、しだいに目が慣れてきて、小さな背びれを見つけられるようになりました。

背びれと、ジャンプしているのが少し見えた程度でしたが、メコン川の真ん中でボートに揺られながら鳴き声が聴こえたり、気持ち良さそうに遊んでいる水の音を聴けて、心が癒されました。



また、この島の外ですが、コンパペンの滝にも行きました。ここは、島から出てバンに乗り換えていくのですが、ものすごく大きな滝で、川幅が20kmに達するそうです。
フランス統治時代にメコン川を使ってインドシナ半島に入り込む計画を立てていたそうですが、コンパペンの滝が行く手を遮って断念してしまったほど。

滝の入り口やレストランは、キレイに整備されすぎていてイマイチでしたが、滝に近づくと涼しくて、目の前のダイナミックな景色が気持ち良かったです。

リフレッシュできた良い休暇でした。


シーパンドンを出てパクセーで夜行バスを待っている時、ふと夜空を眺めたら、なんと皆既月食!

うまく写真には写らなかったけど、こんなにキレイに見れたのは生まれてはじめて。なにか起こりそうな不思議な夜でした。















2015年6月28日日曜日

Katu族のビーズ織り

ラオスの南部に暮らすKatu族。友人の一人にKatu族の織り子さんがいます。彼女たちの織物にはたくさんのビーズが使われていて、私のお気に入りの織物のひとつです。




先日、いろんなタイミングが重なって、彼女の家にホームステイをしたいと思い連絡をとってみました。

「あなたの村に行きたくて、数日泊まりたいんだけどいいかなぁ?」と聞くと、「もちろん。いつでもいいよ。でも、私は村にいないからお姉さんに連絡しておくね。」とあっさりオッケーしてくれました。

以前一度行ったことのある村だったので、彼女のお姉さんや村の人たちの顔が思い浮かんで、きっと大丈夫、と安心して村を訪れることができました。



ラオス南部の都市パクセー、ここからローカルバスに揺られ2時間ほど行ったところにある小さな村。バスターミナルやバス停があるわけでもなく、運転手さんに村の名前だけ伝えると、その村に着いたら教えてくれるというシステム。

しかし問題は、村の名前がわかれどなかなか上手に発音ができないこと。
同じ言葉を発音しているつもりなのに、「はぁ?どこ??」と言われてしまうのです。

ビエンチャンでも度々あることですが、南部のなまりもあって、さらに難しい。機織りの村と説明したり、何度か発音しているうちにようやく理解してくれて、バスに乗車し無事たどり着くことができました。

いつも南部を訪れる時に、ビエンチャンよりもむっとした熱い空気と赤土の埃っぽさ。東南アジアの空気を色濃く感じます。

でも、私が訪れたのはコーヒーの栽培も盛んな高原地帯。雨も多く、朝は霧もかかります。日が出ていない時間は涼しく過ごしやすいところです。



村に到着し友人の家に行くと、一番上のお姉さんが笑顔で迎えてくれました。さっそくバナナやパイナップルの他に、村で採れる落花生のスナックで歓迎してくれました。

女性たちの織物は大きな収入源のようで、一歩家の外に出ればいたるところで腰機(こしばた)で織物を織る姿をみることができます。

染色された糸を使っているものもありますが、村で採れる植物を使って糸を染色して織っているものも多く、各家庭の庭先には染色液が置かれていました。



家畜として飼われている牛・豚・鶏は、あってないような隣の家との柵を越え、どこでも自由に悠々とお散歩。力が抜けて、ほっとします。

隣町まで行かないと市場はなく、インターネットなんてもってのほか、電話をかけても電波は悪い。そんな中で約2日間、彼女たちの手仕事と自然を堪能してきました。

そして一人になろうにも、あっという間に子どもたちに囲まれ、キラキラした瞳で遊びの催促にあう。少しずつ近づいて来て散歩や手遊びに誘われ、たくさん遊びました。


村の小さな川には、たくさんの子どもたちが賑やかに遊んでいたり、洗濯をしている女の子もいて、とても小さな川でしたが村人にとって欠かせない大切な川のようでした。



また別の川では、パイプを口にくわえたこちらのお姉さん。一生懸命夕飯の魚を獲っていました。ほぼ道具を使わず。かっこ良すぎて、みんなでしばらく見惚れてしまいました。笑


今までも、いろんな村で子どもたちと会ったことはあるけれど、Katuの子どもたちが特別シャイなのか、ささやくような小さな声で近づいて来て、急に遊びがはじまるのがとても可愛らしかったです。

そして、子どもたちが下の子や近所のちいさな子の面倒をよくみる。おかげで、母は赤ん坊がいても、泣き出すまで安心して仕事ができます。



夜は、影絵で遊んだり、星空のような屋根の隙間を眺めながら、友人たちと蚊帳の中で川の字で眠りました。



朝は、霧がかかった道の向こうからカゴを背負った村人が行き交い、高床式のお家の下でお茶を飲みながら井戸端会議。




仕事へ向かう人、織物をはじめる人、少しずつ一日がはじまっていく朝の風景もよかったです。

そして、何と言っても村で食べるごはんのおいしいこと!お客さんのわたしたちに対して、地元で採れる食材を使って精一杯のおもてなしをしてくれます。このごはんがとってもおいしいのです。



また、生まれてはじめての出会いもありました。

動きが速すぎて、きちんと写真に納められなかったけど、何かわかりますか?

やせっぽちの子ねこかと思っていたら、ジャコウネコという動物でした。ジャコウネコとは、コーヒー豆を餌としているイタチのような動物(この時は、バナナをおいしそうにほうばっていましたけど。)で、彼らが食べて未消化のまま糞から出てきたコーヒー豆が幻のコーヒー、“コピ・ルアク”と呼ばれ高価に売り買いされているそうです。ここで出会えるとは驚きでした。


お庭にたくさんコーヒーの木があったので、実った頃にはこの子の食となるのかしら。。。


また、今回の旅でKatu族のシン(伝統衣装の巻きスカート)を購入しました。全体にビーズが使われているのももありますが、これくらいがちょうどいい。



ビーズが入っている分、ずっしりとしていて重厚感があります。私の大切な一枚になりました。

彼女たちの暮らしの中にある、この織物。天然染色のカラーバリエーションも多く、何か一緒に作れたらいいなと思っています。

今回、滞在中にいろいろ商品のアイディアがひらめいて、早速少しサンプルをお願いしてきました。普段使える小物をいくつか考えています。またこちらでご紹介していきますので、お楽しみに。






















2015年6月25日木曜日

晴れの日

先日、結婚式に行ってきました。

新婦のLeyとは、私がラオスに来たときからのお付き合い。最初に出会うきっかけはそんなに良いものではなかったけれど、今となってはラオスでできた大切な友人です。

2ヶ月ほど前に、とりあえず家に来て。と言われ行ってみると、見慣れない長いテーブルが用意され家族と親戚、そして彼氏までが揃っていました。何事かと尋ねると、「今日、彼と婚約するの。」と。そんなに日、ショートパンツにノースリーブで遊びに来てしまってびっくりだったけれど、「ボーペニャン(大丈夫)」と言われ、とりあえず見学させてもらいました。



ラオスの婚約の儀式を見たのははじめてだったけど、仲人のような人が二人にいろんな質問をしながらメモをとっていて、よくよく聞いてみると、二人の家族は何人で兄妹はいるのか、どこの出身か、さらには財産はどれくらいあるのか。。。等々かなり長い時間質問に答え、仲人の人はそれを全て紙に書き留めていました。


周りでは皆がそれをふんふんと聞いていたり、そんなことお構い無しにお酒を飲み交わしている人たちもいたりして、なんだか可笑しかったです。



それから約2ヶ月後、彼女の自宅で結婚式が行われました。

披露宴は夜だけど、朝から来てね。と伝統的な結婚式にもご招待いただいたので、伝統衣装のシンを履いて彼女の自宅へ行くと、親戚や友人たちが集まり、バーシーと言って、祭壇を囲みお経を唱えて幸運を願う儀式がまず行われました。



その後、家の前に女性たちが金属でできたベルトの端をそれぞれ持って並ぶと、向こうから新郎が花束とろうそくを持って現れました。そして、封筒に入れたお金を渡しながら、そのベルトでできた難関をくぐり抜けていきました。



身を清めるという意味なのでしょうか、用意されていた葉っぱの上に上がり、ようやく新郎は祭壇の前へ。



髪をまとめ、伝統的な花嫁衣装に身を包んだ友人が彼の隣に座り、指輪の交換や誓いの言葉などが行われたあと、新郎新婦に願いを込めて皆から白い糸がむずばれました。

私も、列に並んで、「お幸せに」と新郎に糸を結び、友人にも結ぼうとしたら、まっすぐな瞳で「 You are my best friend.」「ありがとう」と日本語で一言。とても晴れやかないい顔をしていました。



突然の不意打ちに、熱いものがこみ上げてきて、「いつもあなたの幸せを祈っています。今日はここに来ることができてとてもうれしい。」と伝えるだけで精一杯でした。



彼女の周りはいつも賑やかで、いつもバカなことばっかり言って笑っているけど、思いやりがあって本当は小心者なLey。たくさん楽しい時間を共有してきた反面、時々不安な顔をして心の中にあるもやもやをぽつりと話してくれたり、本気で私のことを心配してくれる人。お互いに、自分の考えや気持ちをきちんとぶつけてきたから、ここまで仲良くなれたのかもしれません。

いろいろあったけど、彼女がいてくれなかったら今の私は存在しない。この感謝の気持ちを忘れずにいたいです。

どうか彼の大きな優しさの中でいつもでもお幸せにー!

2015年6月16日火曜日

日本の刺繍とラオスの素材

人や場所が違えば、色も模様も出来てくるものが違ってきます。

現在、ラオスで見つけた大好きな素材を元に、刺繍作家のあゆみちゃんと新しい商品の試行錯誤をしています。

ラオスから送った糸や素材・写真を手にとって、あゆみちゃんの出してきたものは、私とはまた違う感性で出てきたカタチ。



何度かミーティングとやりとりを重ねて、どんなものを商品にしていくかが見えてきました。


葛のツルを使ったネットバックや天然染織の布に刺繍を刺して、こんなものを作っています。今年中のお披露目を目指していますので、お楽しみに☆

2015年6月11日木曜日

雨乞いと雨季の到来

先日、念願のロケットフェスティバルに行ってきました。

4月の旧正月が明け乾季が終わる頃、雨乞いのお祭り、ロケットフェスティバルがビエンチャン郊外の村々で行われます。


昨年、このロケットフェスティバルを映画にした「The Roket」を観てから、ずっと行って観たかったお祭り。今年は帰国時期と重なったし無理かと思っていたら、チャンスが到来。行ってきました。

ビエンチャンから1時間半ほど行ったところにあるバン・ナーカー。ひたすら13号線をバンビエンに向かって走ったところにある村です。

早めに着きすぎたので、どんな感じかまず様子をみてみると、会場近くでは大小さまざまな手作りのロケットが作られていました。

こちらは、他のものよりも大きく特別なロケットのようで、水の神様ナーガの飾りがつけられて待機中。

まだ時間に余裕があったので、ごはんを食べたりのんびりと休憩していると、あちらこちらから手作りのロケットを車に積んでやってきて、田んぼの方へ運んでいきます。



私たちも様子を見に行くと、田んぼの真ん中に櫓が組まれ、そこからたくさんのロケットが空高く飛んでいました。

青空に、勢いよく打ち上がっていくのをひたすら皆で眺めていたのですが、大勢の人たちが集まりとてもにぎやか。



周りでは、アイスやドリンクを売る人たち、射的や瓶立てのゲームなど、懐かしい屋台も出て、子供たちが楽しそうでした。



ロケットを打ち上げる前にたくさんの火薬を詰めるのですが、その時にラオス人の大好きなビアラオという、ビールやジュースをロケットに掛けたり、作業をしている人たちの表情もとても真剣で、ただのお祭りではないんだなぁーと改めて実感。すっかり見入ってしまいました。

そしてこのお祭りあった日の夜、ロケットの効果なのか雨季の到来を示すたくさんの雨が降りました。そして、毎日朝か夜にスコールがはじまりました。

毎日暑くてカラカラだったけど、雨のおかげでずいぶん涼しくなりました〜。










2015年6月10日水曜日

ラオスフェスティバル2015

5月23・24日に行われたラオスフェスティバルに参加しました。



今回は、ラオス全土のハンディクラフトを扱うSaobanとモン族のサポートをするSisterhoodの商品をもって参加してきました。




日差しが強い2日間で、心配された雨も降らず、朝から夜までたくさんのお客様に足を運んでいただいて、にぎやかなイベントとなりました。来てくださった皆さん、ありがとうございます!


そして、新たなに何か一緒にできそうな方々との出会い、お久しぶりの方々との再会。そして、こんな商品があったらいいのに。。。とリクエスト声もいただいて。
ラオスに戻って、一つずつ消化していこうっと思っています。

すっかりブログもご無沙汰してしまいましたが、小さな村を訪れた旅のことや近況など、また少しずつ書いていこうと思っています。

今後ともブログHymaのブログを覗いてくださいね。



2015年4月25日土曜日

日本の刺繍、刺子

日本への一時帰国中、久しぶりに刺子の先生にお会いました。チクチク部という、縫い物好きな女性が集まる週1回程度の小さな集まり。

私は昔ながらの刺繍、刺子が好きで一から縫い方を教えていただいていました。

糸は、はじめも終わりも玉留めをせず、一度も切らずに縫っていく無駄のない作業。文様の美しさ、日本人の手仕事の素晴らしさを感じます。



“げんげのはらっぱ” という名前で、イベント出展もされている先生の新作のピンクッション。土台の木の部分もとってもいい雰囲気で、かわいぃ〜とテンションが上がってしまいました。笑



ちなみに、刺子に使われている糸は、飛騨さしこという高山にあるお店のもの。ちょっと高級感ある色合いで、これで刺すと落ち着いた雰囲気でやっぱりいい。

これを見て、またチクチクしたくなりました。

最後に、先生が「ラオスへ持っていってね。」と、かごめのパターンのものを一つくださいました。大切にしま〜す!