行き先は、静かでビエンチャンよりも自然が多い場所へ行きたいという二人の意見が一致して、なんとなく行ってみたかった場所、Thakhek(タケーク)になりました。ほとんど何も調べずチケットを買って、VIPバスに乗りました。
たぶん5時間くらい?という情報だけで、ひたすらバスに揺られ6時間くらいで到着。
お昼にビエンチャンを出たので、すっかり夕方。ずっとバスに揺られていたので、二人ともぐったり。VIPバスでもガタガタ揺れるし窓にはヒビが入っていたりで、豪華なバスというワケではありません。
ラオスのバスは、道も悪いこともありよく揺れるので、こういう時に本当に車酔いしないタイプでよかったと思います。
タケークは、とても小さな街で中心エリアはすぐにぐるりと回れます。時間の流れはゆったりとしていて、人も少なく静かです。
夕方に着いて、すっかりおなかも空いたので、宿を決めてメコン川沿いでごはんを食べることにしました。メコン川沿いには、川魚や焼き鳥を売る屋台が並んでいて、川を眺めながらごはんが食べられます。焼き鳥と魚、パパヤサラダにカオニャオ(もち米)も注文して、ビアラオで乾杯。この日は疲れたし、早めに宿に戻り明日に備えて眠ることにしました。
次の日、中心地から15㎞ほど行ったところにあるタン・パパという洞窟へ行くことにしました。他にゾウの形をした洞窟もあったのですが、私たちの共通意見として、こういう旅の時は詰め込み過ぎない。1つどこかに行ければいいということで、ここだけに行くことにしました。
タン・パパは、トゥクトゥクで。途中、道がでこぼこだったり、砂埃がすごくて大変だったけど、なんとか到着。
意外と整備された駐車場や土産物店があり、きちんとしていてびっくりしました。受付へ行くと、ジーパンは履いていた私たち二人は、シン(ラオスの巻きスカート)を履くように言われました。
なぜかというと、洞窟の中にはたくさんの仏像が安置されていて、神聖な洞窟ということもあり、女性は正装であるシンを履くことになっているそうです。
洞窟入り口は、岩と岩の間の隙間を屈みながら入ります。
中は、小さな空間でしたが、大小さまざまな仏様が並んでいて不思議な空間。もう少し大きいのを想像していたので規模が小さく感じましたが、ぎゅっと詰まった感じの雰囲気はよかったです。
その下に、ボートが一艘浮かんでいて、犬とラオス人の男性がいました。
その人は船頭さんで、ボートで洞窟内へ連れていってくれるのです。のぞいてみたけど、様子が分からないので、挑戦してみることにしました。
内部は、すべて自然のランドスケープを生かした形だそう。薄暗い中で水面が壁に写り込んでいたり、鍾乳洞がキラキラしていて、とてもきれいでした。
そして、行き止まりまで行くとくるりと方向転換をして、無事入り口まで戻ってこられました。あんなシンプルなボートを、狭い洞窟内で座ったまま上手に操る船頭さんにも感激しました。
15分ほどでしたが、期待以上の洞窟ツアー。なかなか楽しかったです☆