ビエンチャンからウドムサイまでは、今回はじめてLCCのLao Skywayを使ってみました。
今回の目的は、コットン製品の生産者と、葛を使ってこんな商品を作っている生産者に会いに行くこと。
はじめにホームスティのお願いをしていた村が、村人以外の人の立ち入りが禁止される期間に入ってしまい、急遽訪問先が変更になったり、雨季で孤立してしまっているシナの商品を作っている村に行けなかったり、ということはありましたが、目的の葛とコットン製品の生産者を訪ねてきました。
ウドムサイの空港に着いた時、山に囲まれていて、山好きの私としては一気にテンションがあがって、間違いなく楽しい滞在になる!と確信。
しかも、着いてすぐにお世話になるカム族の村へ向かったので、市内を抜け、どんどん山深くなっていきました。
途中、田植えをしている棚田の風景や、川が流れていて、自然がいっぱいでいいなぁー・・・なんて思っていたら、あれは自然いっぱいの山ではなくて、トウモロコシの山だよと。そして、バナナ栽培のためにたくさんの山が切り開かれて、農薬たっぷりの中国輸出向けのバナナを作っているとのことでした。
さすが、中国に近いだけあって、こんな田舎でもたくさん影響を受けていることを痛感し、「自然じゃない。トウモロコシだ」と、はっきりと言ったおじさんの、言葉にはしなかった気持ちがじんわりと伝わってきました。
いくつかの小さな村を抜けて到着したカムの村。前に一度ビエンチャンで会ったことのある、小さなウアイ(お姉さん)が笑顔で迎えてくれました。
もち米と村で採れる筍やお魚の料理でもてなしてくれました。
食後の後は外で水シャワーをして、1日の疲れと泥を落としました。ちなみに川でシャワーをザブザブと浴びている人たちもいて、それはそれで良さそうでした。
私たちが出かける前に雨が降っていて、ウアイが、「本当に見に行くの?」と何度も聞くので、面倒くさいのかなぁ・・・と思っていたら、雨のせいで道がこの状態だったのでした。
泥だらけになるのは気にならないのですが、サンダルに泥が絡んで前に進まない。しかも坂道だから、転びそうになります。
でも、その横を村人たちは裸足でさくさく追い抜いて行くので、私もサンダルを脱ぎ捨てて裸足であるくことにしました。
小さなウアイが、ナタを手にごぞごぞと畑に潜り、蔓を持って帰ってきました。そして、あっという間に繊維のみを取り出して見せてくれました。
圧巻!!
でも、1本からとれるのはほんのちょっと。一つのバックを作るためにどれだけたくさんの葛を収穫しなくてはいけないのと考えると、想像以上でした。
ふとみたら、さすが抜け目ない。今晩の食材にお花や、葉っぱをこんなかわいくまとめてありました。トトロのお土産みたい。
素材を見せてもらったあとは村へ戻り、バックを作っている様子を見学させていただきました。