2015年10月10日土曜日

モンの刺繍

先日、新しい商品オーダー先を探すため、ビエンチャン郊外にあるモン族の村を訪問しました。
ビエンチャンからバスで3時間ほどいったところにあるのですが、クロススティッチや、パッチワークを使って模様を作る白モン族の村です。友人の紹介で訪れた村だったので、初対面でしたが途中まで迎えに来てくれたり、お昼を準備してくださったり、とても親切にしてくださいました。
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何か手元にある刺繍が見たいというとこれを見せてくれました。
ちなみに、こちらはあかちゃんのおんぶ紐に使う布。作り手の子どもへの期待や喜びが伝わってきます。
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繊細な模様の刺繍が多く、やっぱりカラフルな蛍光色やピンクの糸で刺されたものが多かったけれど、彼女に、落ち着いた色合いの糸で、生成りの布に刺してほしいというお願いをしてみると、試に刺繍を刺し始めてくれました。
いつも使っている布とは違うけど、サクサク刺している様子。そして早い。
でも、しばらくすると、「この布は張りがなく刺しにくい。それに、もうすぐモン族のお正月があるから、それまでに仕上げないといけない刺繍がたくさんあるし。。。」とやっぱり乗り気じゃない様子。
「時間がかかってもいいから、一度刺してもらえないかなぁ?」ともう一度お願いしてみると、じゃあ。。。とやってくれることになりました。
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ほっとしたところで、少し近所を散策。山が近くて気持ちがいいです。この写真は、村人たちの生活に欠かせない井戸。皆、ここで洗濯したり、シャワーを浴びます。
各家の軒下では、椅子を並べて女性たちが刺繍を刺していました。どうやら、ピーマイ(お正月)が近づいている(と言っても、3ヶ月ほど前)ので、みんな12月から1月にかけて村々で行われるお正月のお祭りに向けて、伝統衣装作りに忙しいようです。
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また、彼女たちはシン(ラオスの巻きスカート)を作るために、模様を織機で織っていくのではなく、得意の刺繍で作っていました。
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クロススティッチだけでなく、こんな小さなパッチワークを施したリボン状のものを作っていました。色は、やっぱりカラフルな色多いけれど、また布を変えてオーダーしたいです。
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帰りのバスもあるので、今回は布を預けてお邪魔してきました。
さて、どんな風になるか楽しみです。